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Tue. Jun. 18th, 2024: マイナ保険証の闇

先日、クオール薬局が患者に無理やりマイナ保険証を作らせたということで、大変問題になっていました

「マイナ保険証でしか薬出さない」は法令違反 - 全国保険医団体連合会 (doc-net.or.jp)

 

ところで、マスメディアは、なぜ医療機関が患者に対してマイナ保険証を使わせたがるのかを、説明しません

 

そこで、私が明確に説明しますが、理由は、おカネです

 

マイナ保険証の使用率が高い病院や歯科医院や薬局には、国から補助金が出るのです

 

ところで、現状、マイナ保険証を使う場合と、使わない場合(持っていない場合)で、患者の医療費負担は違います

初診時:マイナ保険証ナシあるいは通信トラブル等での読み取り不能:6点(60円)

    マイナ保険証アリ:2点(20円)

再診時:マイナ保険証ナシあるいは読み取り不能:2点(20円)

    マイナ保険証アリ:0点

 

つまり、マイナ保険証がない場合はもちろん、マイナ保険証があっても通信トラブル等患者ではどうしようもない理由によって負担をかぶせられている人たちがいます

いちいち保険点数など確認しない人が多いので、気づかれないケースが多そうです

 

こういう雑な制度では、いつか大事故になるのでは?

そう危惧していたのですが、実際に人命が失われたようです

ある事例では

・マイナ保険証が窓口で何らかのトラブルによって使えず

・いったん10割負担などを医療機関は求めた

・家族が持ち合わせがないということで患者を自宅に連れて帰った

・一両日中に体調が急変して亡くなってしまった

ハッキリ言って、事実上の診療拒否です

 

公的医療保険が使えない、そして医療費の持ち合わせがない患者は診察しない、という、アメリカあるいは超後進国みたいなことが、マイナ保険証のせいで、日本の病院で起きてしまったのです

 

普通の保険証であれば、絶対に起こりえなかった事件です

www.shinchosha.co.jp

 

多くの医療機関は、補助金欲しさに、マイナ保険証キャンペーンを推しています

その行きつく先は、アメリカや後進国の様な公的医療保険制度の崩壊かもしれません

因小失大

 

ところで、私はマイナンバーカードを持っていません

当然マイナ保険証もないので、医療費は合計年間200円程度の自己負担増です

医療機関の機械またはデータセンターが不具合だから、患者側でいったん10割負担(しかもマイナ保険証ナシと同じ保険点数)、それが無理なら診療を受けられない、なんていうリスクは、絶対に取りたくないからです