現状、私の持っているドル定期は年利5%です
さらに為替差益もあります
米国株も、特に円建てでは、含み益が増えています
なにせ1ドル158円を超えてしまったのですから・・・
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円安対策として、ドル売りの協調介入が、よく言われます
しかし、為替介入だけでは、効果が殆どありません
シンプルに国家が為替介入すると、機関投資家がが
「ありがとう、同じタイミングで、ドルを高く売れました」
「さらに、直後に、ドルを安く買えました」
「何度でも介入してください(^^)/
これからも、何度でも、御国と同じタイミングで高くなったドルを売り、少し遅れて安くなったドルを買います!」
と、味をしめてしまうのです
その結果として、余計に円安に進みやすくなります
2024年4月26日はこの教科書通りの動き
1ドル155円台から158円33銭にまで一気に進みました
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過去の為替介入成功事例を見てみましょう
1998年10月5日、日米協調介入で円安から円高に動かせたこともありました
たったの4日間で、136.05円から115円25円、20円余りの円高となったのです
このときは
・アメリカ側の、金融危機回避(LTCMショック、SVB破綻処理、アジア通貨危機の回収)という強いモチベーション
・同じタイミングで、アメリカの政策金利を5.5%から4.75%に1週間で3回に分けて下げた
などの背景があります
当時の日本の長期政策金利は2.5%でした
実は、98年前半にも、日本だけで為替介入を繰り返していました
その額、2兆円を超えていたとも言われます
しかし、日米金利格差が維持されたままだったので、全く効果なしでした
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今は、米国はインフレ退治が必要なので、容易に金利を下げられません
現状、5.5~5.25%
日本では、政策金利を急激に上げられません
現状、1.60%
・金融機関から企業に対する融資が難しくなり、一気に経済が冷え込む
・預金金利も上がり、株式投資のうまみが減って、株価が急落する
現状では、これで精いっぱいでしょう
そのため、日米の金利格差は、ほとんど維持されます
まとめると、現在、円安ドル高の傾向は続きやすい、という地合いがあります
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もちろん、永遠に円安ドル高が続くわけでもありません
そのタイミングを見計らうのは、至難の業です
そして、FXなどの為替取引では、個人投資家は養分にされます
投資は自己責任でお願いいたします