先日、子供の通う学校で、高等部の直近の卒業生(大学1年生)が、在校生(中高生)・保護者を対象に、受験体験を講演されました
非進学校なので、講演者は
・私立教育・一般入試
・私立理工・AO入試
偏差値はいずれも河合塾の一般入試偏差値で60~65
不人気学部・学科では、偏差値の底抜けを防ぐため、大学側が受験科目を実質1科目にするようなことがあるのですが(ほかの科目はオマケ的な扱い)、講師の方もこの抜け道を利用していました
つまるところ、受験勉強の着手時期の遅れ・勉強不足・自己管理不足などを、親のお金と受験テクニックでカバーしていました
役に立ったのは、入学後の様子についての情報です
AO入試組は、勉強習慣が身についているので、入学後も勉強に励み、ゆえにミスマッチに気づきつつありました
一般入試組は、合格がゴールで、カリキュラムにコミットしておらず、ミスマッチ以前の段階でした
早稲田大・恩藏直人常任理事「AO入学者の成績評価が高い」|大学入試改革の「本丸」|朝日新聞EduA
直近の現役合格性の中には、難関校進学者(東京一工、医学部)も、数パーセントいました
が、ボリュームゾーンの卒業生に気兼ねされたのか、不参加でした
たとえば
「え、わたし、スタサプでここの中等部に受かりましたし、国立の医学部にも受かりましたけど ー もちろん地域枠じゃないですよ?」
「予備校に何百万円もかけるとか、信じられません
インプットは何でもよくて、評判のいい問題集を繰り返すことが大事ですよ?」
「私はZ会でした ー 費用は予備校の10分の1くらいでした
自分で時間管理やスケジュール管理ができるので、予備校は行きませんでした」
「大学の専門課程では英語の原書も読みますし、大学院に行けば英文で論文を書くことになりますので、その準備として高校1年生の時には英検1級を取っておきました」
みたいな子たちがあの場にいたら、空気が悪くなるわけです ー 非進学校は、これだから・・・