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英検1級保持者:テラスといえばアステラス(もはや弁護士の日々は遠く)

Fri. Nov. 15th, 2021; Coffee Joints?小室論文の検証

 

(1回目)

BusLawJournal-Summer19FINALWEB.pdf (nysba.org)

pp68~76

・韓国のコーヒー屋のクラファン等を題材にした論文

 アメリカのスタバでも、日本のドトールコメダでもない

・pp70の韓国ウォン&アメリカドルの為替レート計算に2けた違い

 こんな計算ミスで受賞って、あり?

> The company provided repayment plus cold brew for providers over KRW100,000  (KRW1=$0.0883 as of October 15, 2018)

・同じ号で他の学生が書いたものはNY州弁護士になるうえでの注意点について、さらに別の方はホットなAI関連法で、そこにコーヒーの話題が紛れ込むという場違い感

 

(2回目)

https://nysba.org/app/uploads/2021/03/Business-Law-Journal-2021-Vol-25-No.-1_8.5X11_WEB.pdf

pp29~34

・再びコーヒー屋登場

 今度はサムライコーヒーという日本風の架空の店、またフォーダムの店名もある

・引用法令が連邦法及びカリフォルニア州

 NY州で学び、論文はNY州弁護士会に提出ならば、NY州法を取り上げそうですが

・商標なら、米中貿易摩擦がトレンドで、コーヒー屋ならスタバそっくりで急成長したラッキンコーヒーは好例

・論文の結論「原産地表記を偽ってはいけない、スタバと似た名前の店名はいけない」

 ・・・子供でも知ってるよ?

 

(印象)

・指導者は、CA州の高齢女性弁護士

 マトリックスを足すという工夫を加える学生

 ・・・というのは、何の根拠もない私の白昼夢

・査読peer reviewでは採点者と作成者の双方が匿名double blindのほうが一般的には信用されますが、今回のものでは不明です

 

(12月6日追記)

韓国からも酷評

「これが1位?」論文公募で賞を取った“内親王の彼氏”=韓国報道(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース

「原産地表記に違反すると問題になる」、「スターバックスと似た名前はつけない方がいい」という論文が1位になる公募展の水準が疑われる