野口のところで説明したとおり、アメリカでは1967年まで、異人種間の婚姻が認められませんでした
欧米のキリスト教観に基づいた様々な差別には、このほか、夫婦同姓(女性の改姓)、同性愛の犯罪化、女性の結婚退職などもありました
日本にも、これらの差別は明治後期の1898年前後に輸入されました
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もともと日本では夫婦別姓でした
北条政子は北条政子であって源政子とは呼ばれず、日野富子は日野富子であって足利富子とは呼ばれず、藤原詮子,藤原彰子,菅原孝標女,藤原得子,平滋子,徳川和子、近衛熙子、福増屋千代女と証拠は枚挙にいとまがない
日本には婚姻で氏を変えるという習慣はないので、現代でも誰一人として彼らの氏を婚姻後に呼び変えるようなことはしていません
この日本の風習にならい、1876年(明治9年)の太政官指令でも、夫婦はそれぞれ実家の姓を名乗ることが定められました
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夫婦同姓論者は「夫婦同姓が日本の伝統だ」「夫婦同姓にしないと家族のきずながなくなる」さらには「日本は滅亡する」ともいいます
しかし、日本で夫婦同姓が導入されたのは1898年(明治31年)の民法から
彼らの論によれば、日本は滅亡しっぱなし、日本の歴史はたったの123年となります
誠に残念過ぎる人たち・・・
そういう残念過ぎる人たちが自民党や最高裁の多数派というのも残念すぎ
まるで食材を忘れた3分クッキングのようです